玉ねぎの苗づくり 播種編

こんにちは!大谷夢農園です

愛知県田原市で農業をしています。

今日は玉ねぎの播種方法を解説します。

玉ねぎは定植時期になると苗でも売り出されるため、「いつも苗を購入している」という人も多いかもしれません。

その中には「もっとたくさんつくりたいけど苗だと割高になってしまうから種から育ててみたいけど苗づくりは難しくないの?」と不安でなかなか踏み出せない人もいるのではないでしょうか?

苗まで育てるためにはその分手間がかかっているので割高になってしまうのはしょうがない話ですが、種から育てれば安く、しかもコツさえつかんだら簡単に育てることができます!

種から育てることで、より達成感が増すこともあります!

今回はできる限り分かりやすく播種方法を紹介していきます!

播種方法でコツをつかめばあとは時間が経てば苗を完成させることができるためぜひ参考にしてください!

玉ねぎ播種で必要なもの

玉ねぎの播種で必要なものを下記に記載しました。

  • 玉ねぎの種
  • 288穴セルトレイ
  • 育苗箱(セルトレイ受け皿)
  • 育苗培土

玉ねぎの種

まずは何と言っても種です。種がないとはじまりません。

今回私は営利目的で販売するため超極早生の「アリオン 5000粒入りのコート種子」を用意しました。

9月10日前後に播種して3月上旬に収穫できるためおすすめです!

また、玉ねぎの種はまん丸ではないため手播きであってもコーティングしてあるとかなり播種しやすいです。

「家庭菜園で少量でいい」という場合はなかなかコーティング種子を小袋で販売しているケースは少ないですが、これから解説していく播種方法と同様にやれば問題ないためお好きな玉ねぎの種をご用意してください。

288穴セルトレイ

玉ねぎはよく移植栽培される野菜の中では一玉あたり比較的狭い面積で栽培することができます。

育苗の際も同じ傾向にあるため288穴という細かいセルトレイで行うことができます。

「セルトレイではなくても育苗箱にばらまいてつくる」という人もいるかもしれませんが、セルトレイで一本一本育苗することで定植時にかなり楽になるため288穴のセルトレイでの育苗がおすすめです。

商品販売ページはこちら↓

育苗箱(セルトレイ受け皿)

セルトレイは薄くて湾曲してしまうため持ち運びや育苗時の管理などを考え、育苗箱にセルトレイを乗せます。

育苗箱はあくまでも受け皿なため、水はけがよくなるように穴の多いものを選んでください。

育苗培土

育苗する野菜の中では比較的少ない肥料分で育つ印象ですが、キャベツや白菜など秋冬野菜でつかう育苗培土と同等なものだと安心です。

288穴に土を入れるためできる限り木などの粗い有機物が少なくさらさらとした育苗培土を選んでください。

播種方法から育苗までの流れ

ここからは具体的に播種方法から育苗の流れを解説していきます!

おおまかな方法は下記の通りです。

  1. セルトレイに育苗培土を入れる
  2. 水をかけて播種穴をあける
  3. 播種
  4. 覆土
  5. 潅水して日陰に置く
  6. 発芽したら苗場に並べる
  7. 毎日潅水

播種してからうまく発芽すればあとは毎日様子を見て水かけをすることで苗を完成されることができます。

それでは具体的な方法を見ていきましょう!

セルトレイに育苗培土を入れる

セルトレイに育苗培土を入れていきます。

土が乾燥している場合は次の手順の水かけの際に水を弾いてしまうため、セルトレイに入れる前に土と水を混合してからセルトレイに入れるようにしてください。

四隅は土の量が少なくなるためしっかりと手で押さえるようにして土を込めます。

水をかけて播種穴をあける

セルトレイに育苗培土を入れたら水をたっぷりかけ、湿った培土に播種穴をあけます。

専用の穴あけ器具もありますが、コストがかかってしまうため、セルトレイを上の写真のように重ねて手で押さえつけるように穴をあけることをおすすめします。

種がしっかり隠れるくらい約5㎜程度の深さになるように穴をあけます。

播種

セルトレイの各マスに1粒ずつ播種していきます。

この後のちょっとしたコツさえ抑えることで発芽率は9割以上になるため1粒ずつで問題ありません。

細かいため2粒入ってしまっても定植時に1本ずつにして植えつければいいためそれほど神経質にならずどんどんまいていきましょう!

覆土

種が隠れるように覆土してください。

同じ育苗培土を被せても問題ありませんが、バーミキュライトなどをつかってもいいです。

潅水して日陰に置く

たっぷりと潅水した後、写真のように日陰に重ねて置きます。

ここが今回の種まきで一番重要とも言っていいポイントです。

9月2週目に播種を開始する超極早生品種はまだ気温が高い時期の播種となります。

30度を超えるような高温下では著しく発芽率が下がってしますため、播種してから発芽するまでは涼しい場所に数日程度置いておいてください。

発芽したら苗場に並べる

日陰に置いてからは毎日確認するようにしてください。

数日程度で発芽しますが、数本発芽したところでセルトレイ1枚ずつ日の当たる苗場に並べてください。

発芽するためには日陰に置くことが効果的ですが、発芽してからは日に当てないと徒長苗になってしまうためしっかりと毎日様子を確認して少しでも発芽を確認したところで日に当てるようにします。

毎日潅水

発芽して苗場に並べてからは毎日朝8時ごろにたっぷりと潅水してください。

乾燥には強めな野菜ですが、昨今は9月でも暑い日が多く特に苗が小さいうちは弱いため毎日様子を見て潅水をするようにしてください。

発芽さえ成功させてしまえば苗が大きくなるまで水やりだけでも完成させることができます。

様子を見て、虫などの食害がある場合は農薬を散布するなど対策してくださいね。

苗づくりから挑戦してたくさん玉ねぎを収穫しよう!

コツさえつかめば簡単に玉ねぎの苗をつくることができます!

セルトレイに1粒ずつ播種することで定植の時に植穴に1本ずつ効率よく植えられるため今回の播種方法はおすすめです。

新玉ねぎはフレッシュ感や甘みがあり美味しいため自分で栽培する楽しみがありますよね。保存もきくため苗づくりから挑戦してたくさん収穫してください!